■昨日話題になっていたVirtualSynchroChatがすごく興味深い。
なにかというと、いわゆるタイムシフト機能のあるチャットとでもいうものかな。チャットルームでメッセージを書き込むと、そのチャットルームがスタートしてからの経過時間とともに記録されて、別の人が別の時間にそのチャットルームに「参加」したとき、同じタイミングでメッセージが表示される。ふつうチャットというとリアルタイムのチャットを指すわけだけど、このVirtualSynchroChatはひとつのタイムラインを共有することで、非リアルタイムに擬似的なチャットができるわけだ。ソフトが提案しているのは、HDDレコーダなどに録画したテレビ番組を観るときに同時に特定のチャットルームを開く、という使い方で、いわゆる「実況スレ」を読みながら番組を観るような行為が、時間に縛られずにできる。たとえばここにはアニメの実況チャットログがすでにいくつか作られている。
で、これ、別にアニメの実況スレに限らなくて、使いみちがいろいろあるんではないだろうか。PodcastでもDVDでもコンサートでも、ブートプロセスでもコンパイルでも、鉄道でも飛行機でも、特定の時間継続を持つメディアがあればなんでもバーチャルシンクロできるわけだ(ゲームはプレイヤーによって展開が変わっちゃうからムリだけど)。すごく可能性を感じる。いろいろ考えられるなー。
もうひとつおもしろいのは、bounce.comでZAZEN BOYZ向井秀徳が連載しているpodcastコラムPodcast向井で、アイデアとしてはまったく同じことをpodcastの録音でやってたこと。僕は先週末に先にこっちを聞いて、これはすごく興味深いと思っていたのだった。
podcast向井第2回では、向井がトーキングヘッズ83年のアルバム『Speaking In Tongues』収録の曲“This Must Be The Place(Naive Melody)”を(たぶん)ヘッドホンで聴きながら、その曲の模様をしゃべったりフレーズを口ずさんだりしている(曲自体はpodcastには流れない)。コラムにも記載されているように、
『Speaking In Tongues』をお持ちの方は、同曲を再生しながらお聴き頂けば楽しみも倍に! お持ちでない方はいますぐ購入してから聴くといいと思います。
というわけで、レコードショップのpodcastとしてこれ以上ないほどの訴求力をもつコンテンツにもなっている。でこれも、べつに実況中継するのは音楽にかぎらず、映画でもスポーツでもかまわないはずだ。いわゆるオーディオコメンタリーを勝手に作ってpodcastするようなジャンルがあっていい。ディープなサッカーファンが全試合を観ながらコメンタリーするとか、軍事オタが集まって戦争映画を観たときのコメンタリーとか収録してあるとおもしろいんじゃないだろうか。
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